内科・総合診療科とは?
内科/家庭医療・総合診療科(院内標榜)では、特定の病気だけを診るのではなく、様々な症状から病気を判断していきます。
ご自身やご家族の体調や様子について、日ごろとはちょっと違う異変を感じたりする場合や、病名が判明しておらず何科を受診すれば良いかが分からない場合、あるいはいくつかの科を受診してみたが病名が判明しない場合は、当診療科をご受診ください。
子どもから高齢者まで多岐にわたる健康問題の相談に乗り、解決に導く診療を行っています。患者さんが原因不明の不調を訴える場合、丁寧な問診、身体診察と合わせてCTやエコー、内視鏡など各種検査機器を用いた身体検査で原因を見極めていきます。
人によって病気になる背景は様々です。胸が痛くても原因がそこにあるとは限らないので、生活環境なども聞いて多角的に診断します。例えば、めまいや頭痛を感じる場合でも、耳や脳に原因があることもあれば、循環器や内科的な原因がある場合、また多くの薬を服薬していることによる原因など多岐にわたります。このような場合、患者さんの問診や検査を通じて可能性を絞ります。高齢の患者さんの場合、慢性疾患などを持病として持たれる方も多いため、特定の症状を緩和・解消していく際に、全身の状態を診ていくことが大切です。
また、診断や治療に専門性が求められるケースでは、専門の医師の意見を踏まえながら、必要時には他院・他病院への紹介を行っていきます。眼科、耳鼻科、皮膚科、脳神経外科、心療内科、婦人科などのクリニックや、地域の基幹病院、大学病院などへの紹介も行っていますのでご安心ください。生活する中で経験する様々な病気について、適切な専門医と連携を取りながら、その方の人生を医療面でサポートする。そのような、かかりつけ医の役割が当院の内科・総合診療科の役割です。
具体的にどんな時に行ったらいいの?
何となく調子がわるい状態がつづいている
- 頭痛やだるさが続くけど何かを受診すべきか迷う
- 原因不明の痛みや不快感が続いている
- 疲労感、倦怠感が続く。疲れやすい、体が重くだるさがある
- 発熱・咳・鼻水・のどの痛み・関節の痛み
- 腹痛・便秘・下痢・お腹の張りや膨満感
- 吐き気・嘔吐・胸やけ・食欲不振・胸の痛みや圧迫感
- 動悸・息切れ・めまい・頭痛・耳鳴り・ふらつき
- 四肢のしびれやむくみ、倦怠感、疲労感
- 急激な体重の増減
- 発汗過多
- 不眠、よく眠れていない
- 血尿や血便、頻尿、乏尿 など
急な症状が出てきた
- 発熱
- 風邪
- インフルエンザ
- 胃腸風邪(腹痛・発熱・下痢・嘔吐)
- 気管支炎、せき喘息
- 扁桃炎
- 尿道・膀胱炎
- 胃腸炎
- 尿路結石
- 椎間板ヘルニア
- 逆流性食道炎 など
以前から病気を患っている
健康診断でリスクを指摘された
自分の健康をまとめて管理してくれる「かかりつけ医」がほしい
- さまざまな病気を抱えて複数の医療機関へ通っている
- セカンドオピニオンを受けたい
家族のために在宅医療を検討したい
もっと知りたい!総合診療の活用のしかた
総合診療は人生の伴走者
体に症状が出た背景までこまやかに把握し、ライフステージごとに抱えやすい問題についての解決を目指します。高齢者の方はもちろんのこと、子育てや仕事で忙しく、自分の健康がおろそかになりがちな働き世代にも総合診療のメリットは大きいと考えております。
こんな方におすすめです
かかりつけ医がいらっしゃらない方
かかりつけ医を持つと生活環境、健康状態を把握し、病歴・薬のアレルギーの有無、日頃の生活環境、家族の既往歴などを把握してもらえるので、体調を崩した際に適切な治療やアドバイスを受けられます。
気になる症状の相談先が分からない方
何科を受診すべきかわからない症状こそ総合診療の出番です。問診、身体所見、検査等により原因を探り、適切な治療法を探していきます。
忙しさのあまり健康診断の悪い数値を放置している方
健康診断の悪い数値はイエローカード。今はまだ元気でも、将来大きな病気になるリスクを避けるため健康管理に意識を向けましょう。気になる数値が複数ある場合に加え、今は目立たない数値も注視しながら長期的に健康をサポートしていきます。
複数の医療機関に通うご家族の付き添いが大変な方
薬の服用状態の整理なども含め、患者さんだけでなくお世話をするご家族の生活にも配慮し、ご負担の軽減に努めていきます。