
お知らせ 2019年7月8日
明医研では一年を通じて研修医、医学部生、看護学生等の研修受入れを行っています。
今般、以下の研修医の先生が明医研において1か月の研修を行われました。
ご所属 | 慶應義塾大学病院研修医 大学一貫コース(2年次) |
お名前 | 佐藤萌(さとうもえ)先生 |
研修期間 | 2019年6月10日(月)~7月5日(金) |
明医研医局医師と佐藤萌先生を囲んで
地域医療研修を終了された佐藤萌先生
明医研は、慶應義塾大学病院の初期臨床研修プログラムの地域医療研修医療機関に登録されています。
お知らせ 2019年4月1日
2019年4月1日より、医療法人明医研に常勤医師が着任いたしました。
高橋 毅(たかはし たけし)医師 |
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ご挨拶 2019年4月より常勤医として明医研に着任いたしました。 これまで、栃木県、新潟県で総合診療・家庭医療の研鑽を積んで参りましたが、この度、縁あって浦和での勤務となりました。 都市部での地域医療は個人的にも初めての事であり、楽しみでもあり不安もあるのですが、これまでの経験を活かしつつ、新たな気持ちで一から学ぶつもりで研鑽に励みたいと思います。また、幼少期から浦和レッズのサポーターとして駒場スタジアム・埼玉スタジアム2002に頻繁に通っていたこともあり、浦和で働けることを運命のようにも感じます。 地域の皆様から学ばせて頂きながら、少しでも地域の皆様の健康に貢献できれば幸いです。よろしくお願い致します。 高橋 毅 |
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<専門領域>
総合診療、家庭医療学
日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本医師会認定産業医
HANDS-FDF 2016修了
臨床研修指導医養成講習会修了
常勤医師(ハーモニークリニック・デュエット内科クリニックで勤務)
お知らせ 2019年3月16日
2019年3月16日(土)に、第4回埼玉ポートフォリオ発表会(主催:明戸大塚医院・熊谷生協病院、共催:日本プライマリ・ケア連合学会埼玉県支部)が開催されました。
今回のポートフォリオ発表会では、埼玉県内で家庭医療研修を行った専攻医1人に指導医1人の対面指導が行われました(5名分)。さらに、参加者が、その様子を自由に見学し指導の様子や専攻医の作成したポートフォリオを見られる学習企画が用意されました。ハーモニークリニック中井秀一副院長がこの指導医役の一人として参加し、専攻医に対してポジティブなフィードバックを実施しました。
(指導医として参加したハーモニークリニック中井秀一副院長)
指導医・専攻医での一対一のより綿密な指導を行うことで、専攻医がポートフォリオ作成にとっかかりをつかみ、理解を深めることに繋がっていました。過去のポートフォリオ発表会の開催報告は「イベント案内」に掲載しています。合わせてご覧ください。
埼玉県全域からの参加がありました |
施設紹介を行う中井秀一副院長 |
第4回ポートフォリオ発表会
◆主催:明戸大塚医院、熊谷生協病院 共催:日本プライマリ・ケア連合学会埼玉県支部
◆日時:2019年3月16日(土) 15時~17時半
◆場所:熊谷駅直結「ティアラ21」 4階ハートピア会議室
◆プログラム
15:00 開会挨拶 石田岳史先生 さいたま市民医療センター 副院長(日本プライマリ・ケア連合学会埼玉県支部長)
15:10 埼玉地域自慢&施設紹介、参加者自己紹介
16:00 学習企画:ポートフォリオ作成のポイント
レクチャー:大塚貴博先生(明戸大塚医院)
ワーク:ポートフォリオ作成支援
17:20 閉会挨拶 小堀勝充先生 熊谷生協病院 院長
その他の写真は明医研Facebookで掲載しています。是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/meiiken/
お知らせ 2019年2月23日
2019年2月23日に、(医療ケアネットみどり)「第6回 地域包括ケア研修会」(主催:緑区高齢介護課・浦和医師会)が開催されました。
地域住民が安心・安全に在宅生活や退院後の環境を整えていくためには、医療・介護の連携が必要です。当研修会は、さいたま市緑区の医療職、介護職、福祉職等多職種が顔の見える関係を構築し連携をしていくためのものであり、今回で6回目の開催となりました。100名を超える参加者が集い、「認知症」をテーマとして各種講演・グループワークが執り行われました。
医療法人明医研は、「医療ケアネットみどり」の立ち上げより運営に協力しており、今回もハーモニークリニック中井秀一副院長が講師として登壇しました。
開会 | |
挨拶 | |
講演及びグループワーク | |
①認知症を取り巻く現状と課題 |
医療法人関山医院 関山裕士副院長 |
②さいたま市の認知症に関する施策 |
緑区高齢介護課 高齢福祉係 高橋剛係長 |
③認知症ワークショップ ロールプレイ!認知症の方へのコミュニケーション |
医療法人明医研ハーモニークリニック 中井秀一副院長 |
④災害時、認知症高齢者の方にできること~ユマニチュードの哲学を理解し、皆でやってみよう~ |
日本赤十字看護大学 地域看護学部 石田千絵教授 |
ディスカッション・発表 | |
閉会 |
会議風景のご紹介
![]() |
![]() 中根晴幸理事長による感想・総括 |
地域に住む方々が健康で安心して暮らしていけるような地域包括ケアシステムを実現するためには、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、介護士、リハビリテーション療法士、ケアマネジャー、シニアサポートセンターや行政など、多職種の相互理解と密接な関係づくりが欠かせません。さいたま市緑区では、浦和医師会10班の有志が中心となり、地域包括ケアに関わる多職種の学びの場として「地域包括ケア基礎勉強会(医療ケアネットみどり)」を平成26年から3回にわたり開催してきました。明医研はその一員として運営を支援していました。
この「医療ケアネットみどり」の取り組みを拡大し、緑区全体における地域包括ケアの推進を加速させるため、行政が中心となり「地域に即した地域包括ケアづくり」を進めることとなり、第4回(2017年)からさいたま市緑区高齢介護課が中心となり、「地域包括ケア研修会」と名称を変え運営されています。
お知らせ 2019年2月1日
埼玉県では、女性が生き生きと活躍できる社会を目指して、平成24年度から「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」を進めています。
2018年12月に医療法人明医研では、埼玉県と一緒に当プロジェクトを実践する「輝く女性応援団」に参加いたしました。
ウーマノミクスとは、「女性が生き生きと夢をもって活躍することができるような社会づくりを進め、それが地域経済の活性化につながること」を言います。
当プロジェクトに賛同する企業は、次のロゴを掲示することができます。ウーマノミクスに関しての詳細情報は、埼玉県庁ウーマノミクス公式ホームページをご覧ください。
また、2019年2月1日付で女性が生き生きと働ける職場環境づくりを進める「多様な働き方実践企業認定制度」のゴールド認定も取得しました。
明医研ニュース 2019年1月17日
標記の通り与野医師会主催による地域在宅医療・介護を行う機関を対象とした研修会が開催されました。
約80名が参加する中、病院退院支援や在宅医療の実態の講義、がん在宅看取りケアや非がん高齢者ケアの事例紹介、模擬退院カンファレンスのグループワークといった有意義な内容となりました。
明医研からは、デュエット内科クリニック大和康彦院長、ハーモニークリニック中井秀一副院長、ケアメイト訪問看護ステーション鷹羽佳美管理者・中村千鶴主任、アトリオ訪問看護ステーション中島悦子管理者・中島拓馬理学療法士の6名が参加しました。
中島悦子管理者(埼玉県訪問看護ステーション協会・前会長)が「在宅医療・介護連携推進委員」として本研修会の企画運営に携わりました。
引き続き、地域の医療介護施設の顔が見えるより良い関係を構築し、さいたまでの在宅医療・介護の推進につながるよう努めて参ります。
明医研ニュース 2019年1月17日
自治医科大学附属さいたま医療センターで開催された「埼玉緩和ケア講演会」において、埼玉県立がんセンター・さいたま市立病院・共済病院の先生方と共に、さいたま市のクリニックを代表としてデュエット内科クリニック大和院長が登壇しました。
大和康彦院長は自治医科大学附属さいたま医療センター総合診療科時代に、中井秀一先生(現ハーモニークリニック副院長)や松林洋志先生(現医療法人明医研医局長)を指導。その後医療法人明医研に集いチーム医療を実践しています。
今回の講演会には自治医科大学附属さいたま医療センターの多数の医師、看護師、薬剤師など計150名程度の聴講者が参加され、大いに勉強になったと好評な会になりました。
講演を行う大和康彦院長
2000年 杏林大学医学部卒業。佐久総合病院初期研修医
2002年 佐久総合病院総合診療科後期研修医
2004年 佐久総合病院総合診療科
2007年 自治医科大学附属さいたま医療センター総合診療科
2009年 医療法人明医研ハーモニークリニック入局
2016年7月より医療法人明医研デュエット内科クリニック院長就任
日本内科学会総合内科専門医、日本在宅医学会認定在宅医療専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医、日本医師会認定産業医、埼玉県身体障害者肢体不自由指定医師
お知らせ 2018年12月21日
明医研では一年を通じて研修医、医学部生、看護学生等の研修受入れを行っています。
今般、以下の研修医の先生が明医研において1か月の研修を行われました。
ご所属 | 慶應義塾大学病院研修医 大学一貫コース(2年次) |
お名前 | 髙杉望(たかすぎのぞみ)先生 |
研修期間 | 2018年11月26日~12月21日 |
明医研医局医師と髙杉先生を囲んで
<髙杉先生より研修感想を頂戴しました>
「明医研での研修を振り返って」慶應義塾大学病院 研修医 髙杉望先生
■診療所も病院と同様に最新で質の高い医療を実践している■
私は大学入学直前から難病にかかって入院し、2年間休学して自宅療養をしたのち復学し今に至ります(現在も通院中)。そのような背景から、慢性期疾患や在宅療養は比較的身近なものですが、一方で、大学病院で高度医療を受けることが当たり前となっており、診療所をはじめとする地域医療の実情は十分把握していませんでした。
自身の病気発症の際の診療所での対応や周りの方の偏った印象などから「診療所では古い治療を妥協しながら行っている」という誤ったイメージを有していました。しかし、実際には、先生方がエビデンスに基づき医療を行い、最新の知見や患者さんにとってより適した選択となるよう日々の多職種連携等において議論を行い、より良い医療を実践している実態に触れ、我が国の「地域医療」に対するイメージが良い方向に一変しました。
■訪問サービスは多岐にわたり、また高度医療に対応している■
診療所には、訪問看護・居宅介護支援事業所・訪問介護ステーションが併設しており、診療に加え看護・介護・リハビリテーションが行われ、協力薬局における服薬指導が行われていました。在宅で利用できるサービスが多岐にわたり各サービスで提供されている質の高さに驚きました。私自身が療養生活で困っていたことや、将来どうなるのだろうと心配していることへの解決策が次々に見つかっていくような感覚があり、これなら患者さんも安心して日々を過ごして行けると感じました。
■社会資源の力は大きいが、介入困難な例もある■
もちろん、在宅医療の現場では、そう簡単にいかないことも多々あります。
例えばエレベーターの無い5階立てマンションに住んでいた私の祖父母の事例です。90歳を超えて自立した生活が難しくなっていたのですが、同居親族が他人を自宅に入れることを許さず、訪問サービスを利用できませんでした。親族の同居が解消されたあと、1階に引っ越し訪問介護やリハビリテーションを導入することができたのです。
最近では、祖父母の住環境が改善され、二人とも元気を取り戻しており、社会資源の力を感じると同時に、早期介入ができていればという気持ちになりました。
各家庭において様々な理由があり社会資源を受けていない人たちの多くは、実際には最も支援を必要としている人たちであることが多いと思います。そういった方々にどうやって医療を届けていくかを今後も考えていきたいと思います。
■在宅相談について詳しく知らない人は相談にもたどり着けない■
ちなみに(その1)で登場する祖父は、2年前に大病を患い通院治療中ですが、今年に入って明医研のデュエット内科クリニックの在宅相談を受ける運びとなりました。
これまで在宅医療の存在は知っていましたが、興味はあるけれど具体的なイメージがつかず、何となく不安だったり億劫だったりして相談までの一歩を踏み出せない患者さん(特にインターネットを使わない高齢者)は少なくないでことでしょう。高齢者がアクセスできる場所に、最低限でもわかりやすい情報を提供する工夫も必要だと考えさせられました。
これから大学病院での病棟研修に戻りますが、在宅ニーズのある患者さんを見逃さず、興味のある方には訪問サービスについて医師として分かりやすく説明し、在宅医療の具体的なイメージを持っていただけるよう頑張りたいと思います。
■働き方、働く場所はいろいろある■
地域医療の話からは少し逸脱しますが、明医研の研修を踏まえ、「働く」ということについても気付きを得る機会となりました。明医研はとても雰囲気のよい、風通しの良い職場で、医師をはじめスタッフのみなさんが楽しそうに働いている姿が印象的でした。お互いの得意なことを発信し、弱いところは補い合っていける文化とシステムがあるのはとても素敵だと思いました。
私は、持病のため他の研修医と同じように働くことができないので、休みなく働き続けている先輩や同期の医師たちに囲まれていると、自信がなくなりがちなのですが、明医研で過ごした1か月で、色々な働き方があるのだと視野が広がりました。机上の空論と諦観していた「患者さんの幸せに欠かせないのは、主治医自身の幸せ」「人生経験を積んだ主治医の存在そのものが診療の最大の武器」という言葉に、真実味を感じた瞬間が多くあり、医療の本質を見直すことが出来ました。
私も明医研の医師のように、患者さんの日常に共感することができ、バランスの良い医療者となることを目指したいと思います。
最後に、地元さいたまで育ち、この地に愛着をもっているので、今回の実習で地元の良いところを知ることが出来とてもハッピーでしたし、もっと知りたいという気持ちになりました。
また、さいたまの医療に関わる機会があると思いますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
4週間本当にありがとうございました。(了)
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明医研は、慶應義塾大学病院の初期臨床研修プログラムの地域医療研修医療機関に登録されています。
明医研ニュース 2018年12月1日
「花咲サロン」とは、浦和区領家の民生委員である高橋五江さんが主催されている勉強会です。地域住民を対象に年間6回、健康に関する勉強会や地域住民が顔を合わせて話し合う場を運営されています。
このたびハーモニークリニック中井秀一副院長が、「地域の高齢化に伴い認知症に対する住民ご自身やご家族の不安、病気や介護の理解を深めたい」と講演のご依頼をいただきました。
2018年11月に地域の18名の方々に参加いただく中、中井副院長が「みんなで話そう!認知症について」をテーマに講義を行いました。
(前回2016年11月30日にも「花咲サロン」に講師として登壇し「安心して暮らすための在宅医療」をテーマに講演いたしました。)
引き続き地域活動も積極的に行って参ります。
「花咲サロン」の皆さんと講師の中井秀一副院長
お知らせ 2018年10月31日
明医研では一年を通じて研修医、医学部生、看護学生等の研修受入れを行っています。
今般、以下の研修医の先生が明医研において1か月の研修を行われました。
ご所属 | さいたま市立病院 |
お名前 | 朝倉 尭先生 |
研修期間 | 2018年10月1~10月31日 |
明医研医局医師と朝倉先生を囲んで
<朝倉先生より研修感想を頂戴しました>
■1か月の研修を終えて
市立病院からの地域医療枠で、一か月間明医研で研修させて頂き、市中病院と地域のクリニックの間における流れを意識できたことが非常に良かったと思います。
市中病院からの慢性期管理の移行、あるいは逆に症状の増悪によって精査とより集中的加療のため、入院させるといった相互の橋渡しを目の当たりにし、双方どちらも欠けてはならない機関であると認識できました。
明医研での研修を経て、印象的だったのは病院で与えられる医療と出来る限り近いものを自宅で提供していることであり、その質を支えているものは多職種連携が織り成すチーム医療でした。
往診は勿論、訪問看護、リハビリ、薬局がそれぞれ介入し、実際に訪問し、様々な視点や角度から患者さんの情報を収集し、サポートしていく医療の在り方を学べたと思います。又、外来では普段行っている救急外来とは異なり、より経時的要素を意識し、患者さんが気軽に通える様な診療スタイルを経験し、微力ながら実践させていただきました。
入院との大きな違いの一つとして、介護している家族の力が非常に大きなウエイトを占めていることが挙げられます。それぞれの家族の介護力に見合った介入を考え、多職種でデザインし、患者だけでなく、その周囲の人も支えられる医療の形を経験できました。
病院に戻った後も、特に退院後の生活を意識した医療を心掛けていきたいと思います。