2019年2月23日に、(医療ケアネットみどり)「第6回 地域包括ケア研修会」(主催:緑区高齢介護課・浦和医師会)が開催されました。
地域住民が安心・安全に在宅生活や退院後の環境を整えていくためには、医療・介護の連携が必要です。当研修会は、さいたま市緑区の医療職、介護職、福祉職等多職種が顔の見える関係を構築し連携をしていくためのものであり、今回で6回目の開催となりました。100名を超える参加者が集い、「認知症」をテーマとして各種講演・グループワークが執り行われました。
医療法人明医研は、「医療ケアネットみどり」の立ち上げより運営に協力しており、今回もハーモニークリニック中井秀一副院長が講師として登壇しました。
プログラム
開会 | |
挨拶 | |
講演及びグループワーク | |
①認知症を取り巻く現状と課題 |
医療法人関山医院 関山裕士副院長 |
②さいたま市の認知症に関する施策 |
緑区高齢介護課 高齢福祉係 高橋剛係長 |
③認知症ワークショップ ロールプレイ!認知症の方へのコミュニケーション |
医療法人明医研ハーモニークリニック 中井秀一副院長 |
④災害時、認知症高齢者の方にできること~ユマニチュードの哲学を理解し、皆でやってみよう~ |
日本赤十字看護大学 地域看護学部 石田千絵教授 |
ディスカッション・発表 | |
閉会 |
会議風景のご紹介
本年度も講師を務めた中井秀一副院長 |
中根晴幸理事長による感想・総括 |
「医療ケアネットみどり」とは
地域に住む方々が健康で安心して暮らしていけるような地域包括ケアシステムを実現するためには、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、介護士、リハビリテーション療法士、ケアマネジャー、シニアサポートセンターや行政など、多職種の相互理解と密接な関係づくりが欠かせません。さいたま市緑区では、浦和医師会10班の有志が中心となり、地域包括ケアに関わる多職種の学びの場として「地域包括ケア基礎勉強会(医療ケアネットみどり)」を平成26年から3回にわたり開催してきました。明医研はその一員として運営を支援していました。
この「医療ケアネットみどり」の取り組みを拡大し、緑区全体における地域包括ケアの推進を加速させるため、行政が中心となり「地域に即した地域包括ケアづくり」を進めることとなり、第4回(2017年)からさいたま市緑区高齢介護課が中心となり、「地域包括ケア研修会」と名称を変え運営されています。