自覚症状が出にくい
糖尿病(とうにょうびょう)足(あし)病変(びょうへん)
【原因】
糖尿病によって起こる神経障害や血流障害で、痛みや熱さの感覚が鈍り、傷やヤケドに気付きにくくなり
ます。さらに、高血糖の状態が続くと抵抗力が低下し、足に傷ができても<治りが遅くなることが原因です。
【症状の進行】
神経障害で発見が遅れる 小さな傷、ヤケド、タコ
➡ 抵抗力の低下により悪化 化膿
➡ 適切な治療をせず放置すると・・・
➡ 潰瘍
➡ 壊疽
➡ 切断!
【予防のポイント】
①自分の足に合った靴を選ぶ
靴のサイズは、デザインやメーカーによって異なります。必ず試し履きをしましょう。
②低温ヤケドに注意
熱さに対する感覚が鈍くなるため、直接肌に当てないようにしましょう。
③足を清潔に保つ
足の裏・指の間まで優しく洗い、丁寧に拭いてよく乾燥させましょう。
糖尿病足病変は、些細な傷から始まりますが、症状が重症化すれば足を切断する可能性もある恐ろしい
病気です。本人はもちろん、家族など周りの人も協力して足の観察をしましょう。