食中毒の原因 病原菌を知ろう
~食中毒の原因は病原菌!~
病原菌に汚染されていても表面的には判断できません。
菌の特徴を把握して、増殖させないようにしましょう。
サルモネラ菌
○牛・豚・鶏などの腸に寄生 ○汚染された食肉や卵などから感染
熱に弱いので加熱すればOK
カンピロバクター 少量の菌でも危険!
○牛・豚・鶏・犬・猫などの腸に寄生 ○これらの動物の糞便から感染
肉料理は十分加熱する・ペットの扱いにも注意
腸炎ビブリオ 6~9月に多発!
○海水中に生息 ○汚染された魚介類の刺し身などから感染
刺し身は10℃以下の低温で保管・熱に弱いので加熱すればOK
ボツリヌス菌 重い症状(マヒなど)があり危険!
○自然界や動物の腸などに分布
○酸素が不十分で常温の環境を好むため瓶詰めなどの食品に注意
熱に強いため約100℃で10分間よく加熱する
ブドウ球菌
○傷があって化膿している手指で調理した場合、起こりやすい
耐熱性で加熱しても効果がない・調理された食品は低温で保存し早めに食べる
ウェルシュ菌 高温でも生き残る強い菌!
○自然界や動物の糞便に存在 ○汚染された肉や魚から感染
加熱後放置して適温に戻ると再び増殖するので、早めに食べること
食中毒にかかってしまったら
下痢・嘔吐などの症状があれば、ただちに医療機関で診察を受けましょう。
【夜間などで診察が受けられない場合】
① 嘔吐があるときは、そのまま吐く・吐かせる
② 安静を保つ
③ 下痢が激しいときは水分補給(下痢止めは使わない)
夏場は体力が落ちて抵抗力が弱まります。食中毒にかからないように注意しましょう。