10月14日(土)第2回「地域の方々のための在宅医療公開セミナー」を実施しました(満員御礼)

10月14日(土)に第2回「在宅医療公開セミナー」をデュエット内科クリニックの近隣である建産連研修センターで開催しました。さいたま市南区を中心に地域の皆さんを対象とした初めての公開セミナーとなりました。当日は冷たい雨の中にも関わらず、定員を超えて地域の方(患者さんやご家族)・医療介護福祉関係者が多数参加してくださいました。

■ハーモニークリニックの中根晴幸院長が「新しい医療を地域に届ける在宅医療」をテーマに講演しました

前回(9月2日開催:第1回在宅医療公開セミナー)に引き続き、ハーモニークリニック中根晴幸院長が登壇。

地域のかかりつけ医としての22年の経験をもとに、参加者の皆さんに「病院医療と在宅医療の違い」「高齢化社会でより必要になる医療とアプローチ」「在宅医療の2つの分野(医療の進歩に対応する必要な要素」「クリニックでの在宅医療の実例(肺炎、栄養管理、末期がんの例など)」について60分にわたり講演を行いました。

明医研Facebookにも写真を掲載しているのでご覧ください。

■質疑応答では、日ごろの診療時間内では医師に対してなかなか聞けない質問や講演の感想などが寄せられました

会場からは「在宅医療において本人の希望と家族の希望が異なる時はどうしたら良いのか。本人の意思が明確でない場合などに苦慮している。」「延命治療など、患者家族としての向き合い方に不安を持っている。」「かかりつけ医として診てもらっているが、自分の意向はすでに決めている。認知症になった時などに向けて家族にもその思いを伝えている。」など両院長への質問やメッセージが届けられ、時間いっぱいまで活発なディスカッションが行われました。

さらに、デュエット内科クリニックと併設のケアメイト訪問看護ステーションに在宅療養の患者紹介をされたことのあるケアマネジャーから、患者本位の医療・ケアが提供されたことがあったことや印象に残るエピソードを添えて感謝のお言葉を頂戴することができました。

当セミナーの開催を通じて我々も在宅医療のことをより地域に伝えていく責務があること、患者さん・ご家族の方や医療介護福祉関係者のみなさんが、医師との交流の機会を必要としてくださっていることを再確認できる機会となりました。

■受講者の皆様からのご感想(事後アンケート結果の一部紹介)

◇今まで抱いていた在宅医療についてのイメージと違い、本日のセミナーを聞き今後の考え方が変わりました。(50代男性:地域住民)

◇(在宅医療は)とても難しくて実現できないのではと思っていた。自分の家で自分らしい最期を迎えられるのは大きな希望です。(60代女性:地域住民)

◇在宅医療の可能性がとても大きいことが分かりました。(50代男性:医療介護福祉関係者)

◇在宅医療は家族が大変というイメージが大きかったです。ですが、医師をはじめ看護師、介護職の関りで、本人のペースで、充実したファイナルステージが送れるものと認識しました。(40代女性:医療介護福祉関係者)

◇在宅医療について今までは知識不足で何となくしか分かりませんでした。これを機にぜひ参加させていただきたいと思います。(70代女性:地域住民)

その他にも、「ドクターの話を聞く機会が出来て良かった」「今後もこういう機会をつくっていただけたら」「参加者の声がたくさん聴かれ有意義なセミナーだった」との意見も多くいただきました。引き続き医療法人明医研において、地域の方々や医療介護福祉関係者の皆さんを対象とした各種セミナー・イベントを企画して参ります。ご期待ください。

■セミナー概要

第2回「地域の方々のための在宅医療公開セミナー」~医師に教わる「在宅医療」のススメ~

・日時:10月14日(土) 14:30~16:15 

・場所:埼玉県建産連研修センター

・参加者:さいたま市南区・浦和区近隣にお住いの方、医療介護関係者 46名(満席) 

・プログラム

<講義>60分間

 新しい医療を地域に届ける在宅医療について~地域のかかりつけ医 22年の経験から~

  講師 ハーモニークリニック院長 中根晴幸

<質疑応答>30分間

 ・講師:ハーモニークリニック院長 中根晴幸 / 他1名

 ・司会:法人本部次長 渡部直洋(地域医療連携推進担当責任者)

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